なぜ、“あしのふくだ”をつくったのか
義肢装具製作所勤務時代、私は義肢装具士として医師の依頼で多くの患者さんにインソールを提供してきました。
現場では、1人あたりわずか15~20分程度で対応することも珍しくありません。
しかし、その中でずっと心に引っかかっていたことがあります。
それは――「誰が作るのかも、どんなものができるのかもわからないまま、4万円近いものを買わされている」という現実。
多くの患者さんは、こう言われて流れで決まっていきます。
「先生に『インソールが必要だから』って言われたから…」
「装具屋さん呼んでるからちょっと待ってね」
そしてそのまま、あまり説明もないまま足型を取って終了。
その人の生活や足のクセまで聞き取る時間なんて、到底ありませんでした。
さらに、私が聞いた話ではほかの義肢装具製作会社は常に多忙で、患者さんが「ちょっと痛いから調整してほしい」と感じても、すぐに対応できる体制ではありませんでした。
実際、預かってから調整して戻ってくるまでに1週間以上かかることも珍しくありません。
足が痛くてインソールを作ったのに、履けないまま日常に戻る――
患者さんの立場に立てば、これは非常にストレスの大きいことだと思ったんです。
そしてもう一つ。私自身が現場にいて感じたのは、患者さんが自分が作ってほしい装具会社を選ぶことは、ほとんどできないという事実です。
たとえインターネットで検索しても、病院に出入りしている義肢装具会社の名前や情報はほぼ出てきません。
実際には、医師と繋がりのある装具会社しか、保険での製作対応ができないのが現実です。
つまり、「どこの会社に頼むか」を患者さんが自由に選べる状況ではないのです
。だから私は決めました。「もっと丁寧に、ちゃんと“人”を見て、ちゃんと“対話”ができる場所を自分でつくろう」と。
そうして生まれたのが 《あしのふくだ》 です。
ここでは、完全予約制でしっかり時間を取り、納得いくまで相談できる環境を整えました。
調整も原則即日対応。その日のうちに使って帰れるから、「生活にすぐ役立つ」インソールを実感していただけると思います。
あなたの足と、ちゃんと向き合える場所でありたい
もしかすると、あなたも「どこで作ればいいのか分からない」「本当に今のインソールでいいのか不安」そう感じたことがあるかもしれません。
実際、私の元にはそういったお悩みを抱えた方が多く相談に来られます。
あしのふくだでは、そんな一人ひとりの声に、しっかりと向き合いたいと考えています。
医療現場での経験を活かしながら、義肢装具士としての専門知識と責任を持って、あなたの足を本気でサポートします。
「インソールを売る」のではなく、「足の悩みを一緒に解決するパートナー」になること。それが、私の役割だと考えています。
気になることがあれば、LINEでも、お電話でも、いつでもお気軽にご相談ください。
押し売りや無理なご提案は、一切いたしません。
あなたの足と、ちゃんと向き合える時間をお約束します。
※ 医療機関を通していないため、保険適用はできません。その分、病院で作るよりも費用がかかってしまうかもしれませんが、「ここで作ってよかった」と思ってもらえるよう、誠実に、全力で対応しています。