症例一覧
インソールで症状改善が見込めそうなものをピックアップしています。
01
偏平足
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概要:土踏まずのアーチ(内側縦アーチ)が低下または消失した状態。
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原因:
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先天性: 生まれつきアーチが低い、関節が緩い、筋肉が弱いなど。
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後天性: 加齢による筋力低下、靭帯の緩み、肥満、足部外傷、神経筋疾患など。
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03
強剛母趾
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概要:外反母趾が進行し、親指の付け根の関節が変形・破壊され、軟骨がすり減り、骨棘(こつきょく:骨の突起)ができる。関節が固まり、運動制限や強い痛みが生じる。
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原因:
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長期間放置された外反母趾。
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関節リウマチなどの炎症性疾患
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05
タコ、ウオノメ
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概要:皮膚が繰り返し摩擦や圧迫を受けることで、角質が厚く硬くなってできる。タコは平らで広い、ウオノメは芯があり尖っている。
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原因:
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足に合わない靴の常用。
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ハイヒールや先の細い靴など、特定の部位に圧力が集中する靴。
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外反母趾や内反小趾など、足指の変形。
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偏平足や開帳足など、足部変形による荷重バランスの崩れ。
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02
外反母趾
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概要:親指が人差し指側に「く」の字に曲がり、付け根の関節が内側に突出する。
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原因:
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ハイヒールや先の細い靴など、足に合わない靴の常用による圧迫と摩擦。
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遺伝的要因(足の骨格や関節の形状、靭帯の緩さなど)。
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加齢による筋力低下や靭帯の緩み。
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偏平足や開帳足など、足部の変形
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04
モートン病
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概要:第3・4指の付け根(中足骨頭間)を通る神経が、横アーチの低下や靴による圧迫で肥厚し、痛みやしびれが生じる。
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原因:
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ハイヒールや幅の狭い靴の常用。
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偏平足や開帳足など、横アーチの低下を伴う足部変形。
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外反母趾や内反小趾など、足指の変形。
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06
足底筋膜炎
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概要:足の裏の足底筋膜に炎症が起こり、踵(かかと)や土踏まずに痛みが生じる。特に朝起きた時や、長時間座っていた後に歩き始めるときに痛みが強い。
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原因:
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足底筋膜への過度な負荷(長時間の立ち仕事、スポーツ、硬い地面での歩行など)。
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偏平足やハイアーチなど、足部アーチの異常。
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ふくらはぎの筋肉の柔軟性低下。
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加齢による足底筋膜の変性。
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不適切な靴の着用。
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07
足底腱膜炎
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概要:足の裏の足底筋膜に炎症が起こり、踵(かかと)や土踏まずに痛みが生じる。特に朝起きた時や、長時間座っていた後に歩き始めるときに痛みが強い。
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原因:
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足底筋膜への過度な負荷(長時間の立ち仕事、スポーツ、硬い地面での歩行など)。
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偏平足やハイアーチなど、足部アーチの異常。
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ふくらはぎの筋肉の柔軟性低下。
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加齢による足底筋膜の変性。
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不適切な靴の着用。
09
種子骨障害
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概要:親指の付け根の下にある種子骨という小さな骨に炎症が起こり、痛みや腫れが生じる。
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原因:
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ハイヒールや幅の狭い靴の常用による圧迫と摩擦。
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外反母趾など、親指の変形。
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偏平足など、足部アーチの異常。
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スポーツなどによる過度な負荷。
11
浮指
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概要:足指の神経や筋肉が麻痺し、指が地面に接地せず浮いた状態になる。
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原因:
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靴のサイズがあっていない。
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靴の履き方
08
ハイアーチ
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概要:土踏まずのアーチ(内側縦アーチ)が高すぎる状態。偏平足とは逆に、足裏と地面の接地面積が少なく、衝撃吸収力が低下する。
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原因:
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先天的な骨格異常。
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遺伝的要因。
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神経筋疾患(シャルコー・マリー・トゥース病など)。
10
踵骨棘
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概要:踵の骨(踵骨)に骨の突起(骨棘)ができ、足底筋膜が引っ張られて炎症を起こし、踵に痛みが生じる。
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原因:
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長期間続く足底筋膜炎。
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加齢による足底筋膜の変性や踵骨の骨の変化。
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肥満や過体重による踵への負担増加。
12
変形性足関節症
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概要:足関節の軟骨がすり減り、骨棘ができたり、関節液が溜まったりして、痛みや腫れ、運動制限が生じる。
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原因:
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加齢による軟骨の老化。
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足関節の骨折や捻挫などの外傷。
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リウマチなどの炎症性疾患。
13
変形性膝関節症
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概要:膝関節の軟骨がすり減り、骨棘ができたり、関節液が溜まったりして、痛みや腫れ、運動制限が生じる。
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原因:
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加齢による軟骨の老化。
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肥満や過体重による膝への負担増加。
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膝の骨折や靭帯損傷などの外傷。
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遺伝的要因。
15
開帳足
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概要:足の横アーチ(中足骨頭間を結ぶアーチ)が低下し、足幅が広がった状態。
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原因:
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先天的な骨格異常。
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靭帯の緩み。
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加齢や肥満による体重増加。
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足部外傷。
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不適切な靴の着用。
17
糖尿病
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概要:血糖値が高い状態が続く病気。合併症として、神経障害(糖尿病性神経障害)が起こりやすく、足がしびれたり、感覚が鈍くなったりする。また、血行が悪くなり、足の傷が治りにくくなるため、足の潰瘍や壊疽(えそ)のリスクが高まる。
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原因:
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インスリンの分泌不足や作用不足により、血糖値が慢性的に高くなる。
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遺伝的要因や生活習慣(食生活、運動不足、肥満など)が関与。
14
内反小趾
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概要:小指が薬指側に「く」の字に曲がる。
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原因:
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幅の狭い靴やハイヒールの常用による圧迫と摩擦。
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遺伝的要因(足の骨格や関節の形状、靭帯の緩さなど)。
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外反母趾など、他の足指の変形。
16
リウマチ
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概要:全身の関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、こわばり、変形が生じる自己免疫疾患。足関節や足指の関節も侵されることがあり、歩行困難や靴の変形につながる。
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原因:
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免疫システムの異常により、自分の関節を攻撃してしまう。
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遺伝的要因や環境要因が複合的に関与すると考えられているが、詳しい原因は不明。
18
有痛性外脛骨
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概要:脛骨(すねの骨)の内側下部に痛みと腫れが生じる。主に成長期の子供に多く、運動や成長に伴う骨の牽引力が原因で起こる。
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原因:
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スポーツなどによる足関節への繰り返しの負荷。
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足部の回内(内側に倒れる動き)や偏平足。
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足首の不安定性。
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後脛骨筋(こうけいこつきん)の炎症や機能不全。
19
脚長差
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概要:左右の脚の長さが異なる状態。
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原因:
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先天的な骨格異常。
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成長期の病気やケガによる骨の成長障害。
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骨折や脱臼などの外傷。
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変形性関節症など、関節の病気。
20
フライバーグ病
(第2ケーラー病)
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概要:足の指の骨(中足骨)の一部が血行不良により壊死(えし)し、痛みや変形が生じる。主に10代~20代の女性に多く、第2中足骨に好発する。
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原因:
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明確な原因は不明。
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靴による圧迫や繰り返し負荷、微小な骨折などが関与している可能性がある。